偏差値24だった男がその2年後に司法試験に一発合格した軌跡とその後

偏差値24だった男がその2年後の司法試験に一発合格した話とその後

偏差値24から2年で合格に導いた百選vol.3

こんばんは、迷子くんです。

3日ぶりですね、すみません( . .)"


さて、今回も百選シリーズなのですが、このシリーズは今回で終わりです。

ぼくが司法試験時代でやったことのほとんどは百選なので、つまり、このブログももうほとんど終盤ということです笑笑


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さて、前回まで百選の潰し方をざーっと書いてきました。

しかし、疑問を持たれている方も多いのではないでしょうか....


え、百選だけでホントに必要な知識網羅してるの?


と。

厳密に言うと

足りません


というより、

人による

と言った方がただしいでしょうか。


例えば、民事訴訟法で言うと

弁論主義 処分権主義 既判力 共同訴訟

などのにキーワードについては、その考え方や解釈などについては「解説」に書いていることもありますが、基礎が理解できていないと、そもそも解説自体の理解ができないことがあります

ぼくはそうでした....。

そのため、


百選(解説)を理解するために基本書等を読む


必要が出てきます。


以前、解説の有用性についてもお話しましたが、

解説をきちんとできているか が この判例を基礎から理解しているか のメルクマールとなります。

主にはキーワードの理解ですけどね。 

「弁論主義」というワードを見て、反射的に3つ出てくるか。
それぞれを具体例を言えるか。

「処分権主義」というワードを見て、反射的に定義が言えるか。
具体例にどういう場合に問題となるか言えるか。

「既判力」、「共同訴訟」というワード.......(以下同様)

これらは、百選だけで賄える知識ではありません。

基本書などを読み、きちんと理解していることが必要になります。
(このあたりの覚え方は次回書きたいと思います)


そして、ぼくは百選に一元化していたので、これらの基礎知識をまとめたルーズリーフを挟んだり、付箋を貼りまくってたので、百選の分厚さは通常の5倍くらいにはなってます笑笑

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さて、基本的には以上まで

百選の潰し方


でした。


私は本番の試験は少し遠い会場で受けたので、ホテルに泊まりました。ホテルに持っていったものは、もちろん百選のみ(選択科目だけは別でしたが)。


あと

要注意なのが最新判例の確認

です。

いうて紙媒体なので、最新判例は百選とは別に確認しておかないといけません。
特に判例変更などがあった場合は、百選の旧判例の上にペタペタ貼ってました。


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あとは、判例の事実関係のどこが変わったら結論は変わっていたのか、などを友だちと話しながら理解を深めていましたね。
割と「自分で問題を作る」というのが理解しているかの確認には最適でした。

また、法学教室や色んな判例雑誌を読んでは、色々と議論してました。



では、今日はこの辺りで( . .)"

偏差値24から2年で合格に導いた百選vol.2

こんばんは、迷子くんです。

さて、今日も昨日に引き続き、判例百選です( . .)"


今日はマーカーの引き方についても少し触れようかと思います。


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さて、昨日は判例百選の解説部分についてもしっかり読むべきなんだ、と言いました。

※昨日の記事
↓↓↓


偏差値24から2年で司法試験合格に導いた百選の使い方 - 偏差値24だった男がその2年後に司法試験に一発合格した軌跡とその後 https://maigokunn.hatenablog.com/entry/2021/03/20/001657



このあと、受験時代に使ってた判例百選を引っ張り出してきたのですが、

百選の解説が重要である理由

がもう1つありました。

今日はその点と、マーカーの引き方 についてお話します。


マーカーの使い方については 以前もお話しました。
↓↓↓

【番外編2】マーカーの引き方 - 偏差値24だった男がその2年後に司法試験に一発合格した軌跡とその後 https://maigokunn.hatenablog.com/entry/2021/03/17/001533


このとき、私は

マーカーの引き方を2種類使い分けている

と言いました。

以前にご紹介した方法は基本的なまた典型的な使い方でした。


ぼくが百選のときに用いていたのは別の方法です。

それは

どこに何が書いてあるのか
   を
色で可視化する

というものです。


見ていただいた方が早いと思うので
実際にぼくが使っていた百選の画像がこちら

f:id:Maigo__kun:20210320230944j:plain


そう。

以前書いた記事では
基本的には

マーカーは2種類で足りる

と言いました。

しかし、今回は違います。

4種類+赤ペンです

もちろん、使い分けに意味があります。


使い分けは



①定義やこの判例の前提となる考え方など
②規範又は結論(この判例の言いたいこと)
③理由付け(なぜ、そのような規範が立つのか)
④あてまめ(具体的な事実の摘示と評価)

です。

ぼくの場合は
①が黄色
②が赤
③が緑
④が青

でした(色に特に意味はありません)。

なので、「事実の概要」にも青が出てきます。


このような使い分けをしたのは、自分の中で本当にこの判例を理解しているかを確認するためと、2週目以降のときや直前に振り返るときに判別しやすいようにするためです。


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基本的に判例百選は最高裁判例がほとんどですので(たまに地裁判例や高裁判例もありますが)、整理がめちゃくちゃできています。

つまり、

無駄な部分はない

んです。


ですので、大体の場合

【判旨】のほとんどはマーカーで塗れます

だって、無駄なところはないんですから。


そうすると気付くわけです。


あれ.....


この判例、緑が出てこない.......。


そうなんです!!!


理由付けがない判例

があるんです!!!


しかし


受験生は理由付けが命!!!


受験生が理由付けもなしに勝手に規範作り出しても何の説得力もないですからね。
言わば言ったもん勝ちになるわけです笑笑

三段論法は基本中の基本です。
「〇〇ならば△△になる」
「本件は□□の事実があるところ、これは〇〇を意味する
「なので、本件は△△である」

これはもう論文試験の最低限のルールなのですが

大前提に当たる部分に説得力がなければ意味が無いわけです。


この理由付けが判旨に出てこない時


大抵は解説に書いてます


または解説が引用している文献や参考判例に出てきます。


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今日はだいたいこのくらいにしたいと思います。



次回は 百選にないところのカバー について

です( . .)"


最後まで読んでいただきありがとうございました!

偏差値24から2年で司法試験合格に導いた百選の使い方

こんばんは、迷子くんです。

 

昨日1日ブログのお休みをいただきました( . .)"

 

今回も「判例百選」についてです。

ぼくの司法試験の勉強のほとんどは判例百選なので、どうしてもこのテーマになるのですが、ぼくの使い方をしっかりと伝えるためにと思って、ご理解いただければと思います。

 

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さて、前回は

 

「事実の概要」のどの部分が

「判旨」としてどのように評価されて

どう判決されたのか

 

これを理解する

 

のが大事だと書いたと思います。

 

この点についてもっと深めたいのですが、今回は

 

判例百選の「解説」

 

について。

 

 

「百選の解説は使えない」

 

受験時代、ぼくはたまにこんな言葉をよく聞きました。

 

今の受験生の中で、こういう言葉があるのか分からないですが、ぼくが受験生のときは割とよく聞きました。

 

民法Ⅱの〇番の解説は読まない方がいい」

「刑法Ⅰの〇番の解説は判例の立場と違うから混乱するよ」

 

などなど....

 

まぁ、確かに読みにくい解説もあります(コッソリ)

 

紙面上の制限?

結果無価値か行為無価値かなどの立場?

まぁ、色々と要因はあるかと思います。

 

ただ

 

「役に立たない」ってことはまずない

 

と思います。

 

解説部分もしっかり理解した上で、「でもこれは試験では書く必要がないところだな」と処理するのであれば文句はありません。

 

ただ、「ぼくの採る立場と違うから」や「実務家の解説だから理論的でないところがある」とか「学者のマイナーな考え方だから」などとして、切り捨てるのは違うとぼくは思います。

 

 

正直なところ、「使えない」という人の中で、解説に引用されている参考文献まで当たっている人がどれだけいるでしょうか....

 

そして、その引用文献に、素敵な記載があれば、これはもうテンション上がるわけですよ笑笑

 

 

まぁ、そういう発見もありますが、ここでぼくが言いたいのは

 

考える力

 

です。

 

前回の記事にも描きましたが、司法試験(特に論文)では

 

「条文に当てはめて終わり」みたいな問題は

 

出ません(出ても配点は低い)

 

 

勝負所は、

 

見たことも考えたことも無い問題をどう解きほぐしていくか

 

です。

 

「え?どこを出発点にすればいいの?」

「どの条文を手がかりにすればいいの?」

 

こういう 現場で1から考えさせる問題 が勝負所です。

 

そしてそのとき、手がかりになるのが判例です。

 

「似たような構造での事件がなかったっけ?」

「あの判例の理由付け部分とか、ストレートじゃないけど使えそう」

 

こういう積み重ねがいくつあるかです。

 

受験生の方の多くは

 

採点実感

 

を読んだことがあると思います。

 

そこに

 

 

判例の理解

 

という趣旨の言葉が何度も何度も出てくることに気づいているでしょうか?

 

 

例えば、令和元年度の民事系の採点実感の最後の法科大学院における今後の学習において望まれる事項」にはこのように書いていました。

 

 

「本年も、昨年同様、判例を参考にすることで深い検討を行うことができる問題が出題されているが、法律実務における判例の理解・検討の重要性を再認識していただきたい(判例の採った論理や結論を墨守することを推奨してはいないが,判例と異なる見解を採るのであれば,判例を正確に指摘して批判することが必須である。)。例年指摘されているところであるが,判例を検討する際には,その前提となっている事実関係を基に,その価値判断や論理構造に注意を払いながらより具体的に検討することが重要であり,かつ,様々なケースを想定して判例の射程を考えることで,判例の内容をより的確に捉えることができるものである。このような作業を行うことで,個々の制度についての理解が深まるだけでなく,制度相互間の体系的な理解が定着することに改めて留意していただきたい。」

 

 

※信じる信じないは別ですが、ぼくはこの記事を書きながら、「おそらく採点実感にも同様のことは書かれているだろうな」と思い、採点実感を見たところ、上記のようなことが書かれてありましたので、引用しました。

 

 

ここでいう「判例の理解」の一助となるのが「解説」部分なのです。

 

また、どうしても解説が合わない、解説の書いてあることがイマイチ消化できないということであれば、他の判例雑誌の解説を読んでみてください。

実際、ぼくもそうしていましたし、百選に載っている判例に関しては、調査官解説、判例タイムズ判例時報、重要判例解説あたりの解説も全て読みました。

 

ぼくは特別頭が良いわけではないので、これらの解説を読んで、やっと「理解した」と実感した判例は10個や20個ではありませんでした。

なんなら、旧版にも同じ判例が載っているなら、旧版の解説にまで当たっていました。 

 

 

ここまで読んでいただけた方なら分かるかと思いますが、

 

判例1つ潰すのに丸一日かかる

 

なんてこともザラでした。

 

次回は、前回書いた「理解する」をさらに深めたいと思いますが

 

これらを前提に判例百選(計11冊)を1周したとき、

 

大学院2年生の夏が終わろうとしていました....

偏差値24から2年で司法試験合格に導いた【百選】

こんばんは、迷子くんです。

 

昨日、一昨日と番外編にしてしまったので、

司法試験の記事としては3回目となります。

 

ちなみに、このブログですが、

 

そんなに長いシリーズにはなりません。

おそらく、今月中には終わるだろうと思っています笑笑

 

コメントやTwitterなどでレスポンスいただければ、それに応える形で昨日みたいな番外編を書こうかと思いますが、司法試験シリーズに関しては、司法試験合格のためにやったことは極めてシンプルですし、ダラダラ書くことも苦手なので....(  . .)"

 

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さて、前回は先輩から

 

百選を潰しなさい

 

と言われたところまでお話しました。

 

百選とは【判例百選】のことです。

憲法(ⅠとⅡ)、民法(ⅠとⅡ)、刑法(ⅠとⅡ)

会社法民事訴訟法、刑事訴訟法行政法(ⅠとⅡ)

 

この計11冊を

潰す

ことになりました

 

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※ちなみに、

人から聞いた勉強法をそのまま鵜呑みにするのはやめた方がいいです

こんなブログを書いておきながらですが、

 

合格体験記やこういったブログは 結局のところ

 

こういう勉強をしたら受かった

というだけ!!!

 

つまり、

「これをやれば受かる」ではない

んです!

 

あくまで結果論でしかないとぼくは思っています。

ぼくが毎回、ブログに「参考までに」と書いているのはそういう趣旨です(  . .)"

 

勉強法なんて100人いれば100通り

あるんですよ

 

そして、人によって合う合わないはあるんです

 

なので、あくまで、

勉強法に悩んでいる人がきっかけとしてやってみようかな

程度に読んでくれたら嬉しいです

 

※※当時のぼくは精神的にかなり参ってたので、そのまま鵜呑みにしてしまいましたが、それで合格できたのは、運が良かっただけです笑笑

 

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さて 本題に戻りまして 

潰す の 中身ですが 

文字通りです

 

とにかく、百選に書いてあることを理解することです

 

「判旨」だけでなく「事実の概要」、もちろん「解説」も

 

ここで1つ言っておきたいのは

 

「理解すること」

   と

「暗記すること」

 は別物です!

 

 

これは、ぼくは司法試験の受験指導をしていたときに、受講生に対して口酸っぱく何度も何度も伝えていたことです

 

具体的には....

 

条件反射的に【A⇒B】みたいなもの、例えば単語や年号などを覚えるのは「暗記」です。

これに対して

ある知識を使いこなせることを「理解」と呼びます。

 

 ※注:ぼくの受験勉強に関する考え方であって、国語的な意味では無いです

 

 

例えば、民法177条の問題などで出てくる背信的悪意者」

 

これを読んでいる人の中には

「はいはい、知ってる。

実体上物権変動があった事実を知りながら当該不動産について利害関係を持つに至ったものにおいて、その物権変動についての登記の欠缺を主張することが信義に反するものと認められる事情がある者』ね」

 

そうです。

 

ただ、これは上で述べた「暗記」のレベル(年号や英単語を覚えるのと同じレベル)です。

 

司法試験では、このレベルでは全く使えません。

 

具体的には民法177条の、どの文言の解釈として出てくるのか、どんな人が「背信的悪意者」とされるのかの理解が必要になってきます。

 

 

すなわち 答案を書くにあたって

〇 どの条文のどの文言の解釈として

〇 どういう事実関係を

〇 どのように評価して

〇 どのように当てはめることによって

背信的悪意者」として認定できるのか

〇そして、なぜそのような事実関係があれば「背信的悪意者」になるのか

 

これをきちんと説明できるかが重要になってきます。

 

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そういう「論点」が山ほどあるのが司法試験(法律)です。

 

そして そのような

 

論述の解釈 を述べているのが判例

 

です。

 

司法試験では条文そのまま当てはめて書くだけで合格点が取れるわけではないですからね....

 

 

とにかく、百選については

「事実の概要」の中のどの事実が

「判旨」のどの部分に

どのように評価されて

どのような判決となったのか

 

これをしっかり「理解する」ことに時間を費やしました!

 

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今日は、ここまでにさせていただきます(  . .)"

 

読んでいただいてありがとうございました!!!

【番外編2】マーカーの引き方

こんばんは、迷子くんです。

今日でブログ4日目(4記事目)なのですが、昨日の記事のアクセス数が100を超えていて、驚いているところです...!
ご覧いただいたみなさん、ありがとうございます!


そして、なんと、記事に対してTwitterでご質問までいただきました!!こっちの方がびっくりしました。
興味をもっていただいて、嬉しい限りです!


さて、いただいたご質問ですが
↓↓↓

f:id:Maigo__kun:20210316224759p:plain

というマーカーの質問です。


最初にことわっておきますが、これは「ぼく」の方法です。

マーカーの引き方1つとっても、引き方は人それぞれなので、「これが唯一の正解!!」みたいなものはないと思ってます。


お笑い芸人のロザンの宇治原さんは「教科書に線を引く意味がわからない。【大事なところ】って、教科書に載ってることは全部大事やん」とテレビで仰っていたのを見たことがあります。

なので、以下は、あくまでぼく個人の、しかも独学で資格取得を目指すときのやり方です。
その点をご留意いただいた上で読んでいただければと思います。
 ※マーカーの引き方だけなのに、今回も少し長くなっています...( . .)"

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「マーカーは大事なところに引く」

という点は、ご質問いただいた方とぼくとで共通しています。


その上で、ぼくは「線を引く目的」を2つに分けています。
そのうちの1つをここで紹介したいと思います。

 ※もう1つは、司法試験のような論述問題が出題されるときに使う(というより、司法試験のときにだけ使える?笑)もので、社会福祉士国家試験をはじめとする択一試験には関係がありません。


さて、

理解(暗記)しなければいけないところに線を引く


 おそらくマーカーを引く大半の人の目的がこれだとは思います。
 では、どういう風に引くのか...ですが、その前に確認しておきたいところは

 【大事なところ】とはどこか?


 という点です。

 例えば、初めて教科書やプリントを読むとき、
  「あ、ここ大事っぽい」
  「あ、ここも大事かもしれない!」
  「このワード何回も出てくる!!引かなきゃ!」

 となると、もうマーカーだらけになります笑

 そうなると本末転倒で、ロザンの宇治原さんが言うとおりになります。
 結局、教科書に色を塗っただけで、何が本当に大事なのか分かりません....


 そうならないために、

 最初に読むときには線は引きません。

 まずは、ざーっと一区切りするまで読みます。

 社会福祉士国家試験でいうと「人体の構造と機能及び疾病」、「心理学理論と心理的支援」など単元が分かれています。ぼくは一単元を一区切りとして、まず1周を丁寧に読みました(丁寧に読みますが、いきなり全部を覚えようとはしません。)。
 
 その後に、その単元の過去問(数年分.. というよりあるだけ)を解きまくります!!

 すると、昨日のブログでも書いたように
 同じところをきいている問題がどんどん出てきます。
 
 ↓↓↓ 昨日の記事

maigokunn.hatenablog.com


 
 また過去問の解説に、特に重要として解説されているところが所々出てきます。

 そこが 

「とりあえずの大事なところ」

 となります。

 この段階でそこにマーカーを引いてもいいのですが、ぼくは、ここから「とりあえずの大事なところ」をさらに2つに分類します。
 
 それは、
 ①「馴染みがなく自分の知識として定着していないもの」
 
 と 

 ②「既にこれまでの勉強などから自分の知識として定着しているもの 
 
 です。

  そして、ぼくは
①のところ
  にマーカーを引きます。


 例えば、ぼくは弁護士として社会福祉士を目指していました。
 なので、社会福祉士国家試験で問われる問題の中でも、民法少年法などの法律の知識は既に定着していました。「相続」や「不法行為」、「少年事件の手続の流れ」などですね。


  そうなると、これらは「とりあえずの大事なところ」にはなるのですが、
  既に知識として定着しているので、改めて覚える必要はないわけです。

  つまり、

  「大事なんだけどマーカーを引かなくてもいいところ」

  となります。


  ここで説明しているマーカーを引く目的は

  「理解(暗記)しなければいけないところ」を視覚的に分かりやすくするため

  です。

  ②は改めて「理解(暗記)しなくてもいいところ」ですので引きません。


  以上がぼくのマーカーの引き方です。


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  以下は余談ですので、参考の参考までに笑

  余談で書きたいのは、

 何色のマーカーがいいのか?
 何種類がいいのか?

  です。

  ぼくは、上記の①に黄色のマーカーで線を引くことが多いです。

  そのうえで、何度も何度も過去問を解くのですが、①の黄色のマーカーを引いて理解(暗記)もがんばってるのに、中々知識が定着しないところがでてきます。

  そんな箇所にはぼくは、

 黄色のマーカーを上に重ねてオレンジのマーカーを引きます。

  すると、黄色は重ねられたことでオレンジになります。
  
  そこが

 「大事なところ」
    かつ
「自分の苦手なところ」 

  となります。


  別にオレンジでなくて、青でもいいですし、赤ペンで引いてもいいですし、なんでもいいんですが笑
 
 
  「大事なところ」と「大事なところ かつ 自分の苦手なところ」

  の2種類で大抵は事足りるのかなと思っています。


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  どうだったでしょうか?

  冒頭にも言いましたが、あくまで「ぼくのやり方」です。
  「これが絶対!!」なんて思ってもいませんですし、
  「こうやれ!!」なんて絶対に言いません笑笑

  参考までに、という趣旨で書いていますので、
  スルーするなり、そのまま利用してみるなり、自分なりにアレンジするなり、していただければ幸いです。

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  最後に、ぼくの好きな言葉を、ここまで読んでくれたみなさまへ



 ここに一冊の本があります。
 この本の持ち主は この本を読みたいと思ったので 買いました。
 しかし 「今度読もう」 「今度読もう」 と思いつつ 既に1年が経ちました。
  
 この本の持ち主は この本を読む時間が無かったのでしょうか

 たぶん違います

 「読もうとしなかった」

 それだけです 

 そのことに気付かない限り 5年経っても 10年経っても 持ち主は この本を読むことは無いでしょう

 受験まであと1年です
 みなさんの中には 「あと1年しかない」 と思っている人もいるかもしれません

 でも 「あと1年しかない」と思って 何もしない人は 5年あっても 10年あっても 何もしないと思います
  
 だから 「あと1年しかない」 なんて言ってないで やってみましょう。
  
 この1年 やれることだけのことを やってみましょう


 ※ドラマ「ぼくの生きる道」の一場面


 分からない点やもっと詳しくという方がいらっしゃれば、コメントなりTwitter(@Maigo__kun)なりで、気軽にレスポンスいただければ嬉しいです!

 では、また!! 

【番外編】6ヶ月の勉強で社会福祉士国家試験に合格した勉強方法

3日目にして、さっそくの【番外編】笑

 

日付変わって昨日、合格発表のあった

社会福祉士国家試験!

 

自己採点では123点あったので大丈夫かと思っていましたが、

何があるか分からないのが受験...。

ほっとしました。

 

合格された方、おめでとうございます👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨👏🏻✨

 

今回、残念だった方の中にも来年再チャレンジされる方や他の道を歩まれる方もいらっしゃるかと思いますが、歯を食いしばって努力される方をぼくは応援したいと思います。

 

 そんな中、Twitterでご質問があったので、今日は

 

働きながら社会福祉士国家試験に合格した勉強方法

 

をテーマに ぼくが実践した勉強方法を一気に書こうかと思います。

1回で書ききった方が良いと思ったので、今回はかなり長めの記事です(  . .)"

 

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まず前提として、ぼくは福祉系の大学は出ておりません。

2~3流の4年制の私立大学の法学部でした。

今の職場は、児童福祉がメインですが、

高齢者や障害者、年金や介護などとはほぼ無縁ですので、予備知識などは全くと言っていいほどありませんでした。

 

そして、社会福祉士国家試験の受験資格を得るために

社会福祉士養成施設(1年6ヶ月の一般)に入ったのが2019年4月でした。

 

普段の仕事はバタバタしてるのが基本なので、

単位取得のためのレポートに追われ続け、気がつけば養成施設卒業間近になっていました。

 

なので、

本格的に試験のために勉強をはじめたのは昨年の8月頃

勉強期間は約6ヶ月間

でした。

 

 以上が前提なので、

福祉系大学を卒業された方などはどこまで参考になるか分かりません...

 

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まず、買ったテキストですが、

養成施設に入ってしばらくした頃、つまり、やる気満々の時期に買ったもの

 

↓↓↓

 

f:id:Maigo__kun:20210316015113j:plain

 

「受験ワークブック 専門科目」(中央法規)

 「みんなが欲しかった社会福祉士の教科書 共通科目」(TAC出版)

「みんなが欲しかった社会福祉士の教科書 専門科目」(TAC出版)

の3つだけです。

(年度が2020なので、買った時期は推察できるかと笑)

 

 

「ワークブック」はほぼ使ってません(なので共通科目買ってません)。

理由は(ぼくにとっては)使いづらかったこと、情報量が多すぎること、です。

「みんなが欲しかった~」は、「ワークブック」に比べれば使いやすかったです。

ただ、分からないところを調べたりするのに使う程度でした。

 

主に使ったのは、通っていた養成施設で配られた教科書・資料です。

 

教科書類の使用頻度を比率で表すと

 

養成施設の資料:ワークブック:みんなが欲しかった

               ▕▕

    9.15  :  0.05  :    0.8

くらいでしょうか。

 

養成施設にもやはり競争原理は働きます。

養成施設に入る人のほとんどは社会福祉士国家試験を受験する以上

自分の養成施設を選んでくれるか、

そこにはやはり過去の合格率は重要ポイントです。

 

となれば、養成施設が配布する教科書や資料は受験を意識したものにならざるを得ないと思います。

これは私の通っていた養成施設だけではなく、多くの養成施設で共通しているかと思います。

 

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そして、試験や受験に関して極めて重要だとぼくが考えている点。

司法試験を含め全ての試験に共通すると個人的に考えている点。

 

それは

 

情報の一元化 

です。

簡単に言えば、試験当日に試験会場に持っていく資料と思ってください。

 

試験のホントの直前や合間の休憩時間には、何冊も本をめくって復習や確認なんてできないです笑笑

 

そこで、教科書や参考書、問題集でもいいです。 

(1からノートを作るのは非効率かもしれません。)

とにかく1つの媒体に必要な情報を集約することが、自分の知識の整理のためにも、直前の見返しのためにも大切だと思っています。

 

では、その「一元化すべき情報とは何か」ですが、

過去に30回以上も実施されている社会福祉士国家試験なら

まず最優先は【過去問の情報】です。

本編でも書こうと思っていましたが、敵を知ることは何より大切です。

 

例えば、司法試験、司法書士試験、行政書士試験、宅建など...

これらの試験には「民法」という科目が試験科目になっています。

 

では、同じ「民法」という科目なら、その難易度や範囲、出題のされ方は全ての試験におい共通か、と言われると、もちろん答えはNoです。

 

難易度や範囲、出題のされ方が違う 

ということは

試験によって勉強で身につけなければならない知識の広さや深さは違う

ということです(これらが違うのですから、勉強方法や勉強時間も異なるのは必然です)。

 

そして、社会福祉士国家試験の過去問を解きまくれば、自ずと

どの程度の知識が必要なのかが分かります。

 

さらに、過去問を解いていけば、

過去に出された問題が繰り返し出題されている

ことに気付くはずです。

もちろん出題のされ方は違いますが、問われている知識は同じという意味です。

 

今回の試験に関して言えば、個人的には「5割くらいは過去問で見たことある問題」という印象で本番解いていました。

そうなると、とにかく過去問を解きまくって、解説を読んで、一元化すると決めた媒体に解説を書き込む!!これしかないです。

 

ぼくは過去8年分くらいかな?過去問を何周も何周もしました。

選択肢見るだけで、正解の選択肢が分かるくらいまで解きました。

最終的には、問題文読むだけで、選択肢見なくても何番の選択肢が正解か分かるような問題も出てきました。

でも、過去問を繰り返す中で大事なのは、

「正解の選択肢を選ぶ」だけでなく

①「なぜ他の選択肢が誤りなのか」をきちんと自分の口で説明できるようになること

です。

言えなければ、一元化した資料を読み込む。

そこに記載がなければ、他の教科書や図書館の本などで調べて、一元化した資料に書き込んでいく。

 

そして、それと同時にやっていくのが

②「不正解の選択肢を正解の選択肢にするにはどこを変えればいいか」

です。

 

上の①と似ていますが、違います。

例えば「ラウントリーはロンドン市民の貧困調査を行った」という選択肢があったとします。

これは不正解です。

なぜなら、ラウントリーが貧困調査を行ったのはヨーク市だから。

 

これが①のレベルです。

では、②のレベルにするには何が必要か。

「ラウントリーはヨーク市で貧困調査を行った」という選択肢にすればいいのですが

その他にも

「ブースはロンドン市民の貧困調査を行った」

とすることもできるからです。

社会福祉士国家試験には人物の入れ替えなど、キーワードの入れ替えの問題がよく出ます。その辺りの知識が曖昧になっていないか、徹底して潰していきます。

 

基本的にはひたすら、その繰り返しでした。

 

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また、過去の出題傾向を見ると、

易しい問題が15~25% 普通の難易度が50~70% 難しい問題が15~25%

の割合で出されている個人的には感じますと。

易しい問題は、一般常識や基本的なワードだけで解ける問題。

難しい問題は、教科書の端っこに書かれているかどうかわからないようなみんな分からないような問題。

 

そして、社会福祉士国家試験は、例年60%前後の点数を取れば合格なので、易しい問題と普通の難易度の問題をできるだけ取りこぼさないようにすれば合格できます。

大事なのは 満点は要らない ということです。

(全科目で得点しなければいけないので、捨て科目が作れないのは痛いですが。)

 

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ちなみに問題集として使ったのはこちらの2つ

↓↓↓

 

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過去問集のは、これは解説が丁寧で分かりやすかったです。

予想問題は、本屋でざーっと何種類か確認したのですが、これが1番クセもなく、難しすぎることもなくスタンダードな印象だったからです(実際、この予想問題の点数と本番の点数の差は10点程度でした。)。

 

以上、ざーーーーーっと思いつくままに書いてみました。

誤字脱字などもあるかもしれません、、、すみません。

 

ここに書いていないことで気になる点(「一元化の具体的な方法」や「直前期の過ごし方」から「マーカーの使い方」)など、このブログのコメントでもTwitter(@Maigo__kun ※注:アンダーバーは2つ)でもいいので、レスポンス頂ければと思います。

(これ以上色々書くのは長すぎるので....)

 

 

長くなりましたが、参考になれば幸いです(  . .)"


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偏差値24から司法試験合格に向けての1歩目

昨日ブログを開設しましたが、基本的には毎日更新できればと思っています。

昨日は


偏差値24の男の司法試験への挑戦
https://maigokunn.hatenablog.com/entry/2021/03/14/220950

で書いたとおり、模擬試験で


科目偏差値24(全科目偏差値34)

という壊滅的な数字をみてショックを受けました。


ただ、「大学院な入学まだ数ヶ月だし」、「自分の実力を確認するために受けた模試やし」と楽観的に考えようとも思っていました。

しかし、そんなポジティブ思考は5分ももたずに崩れ落ちました。

クラスメイトに模試の結果を聞くと

  「あとちょっとで200点やったんやけどなぁ」
  「あー、ギリギリ200点にのった感じ」

  中には・・・
  「合格最低点(215点)は取れたけど、まだまだかな」

なんていう人も....

「これはヤバい・・・」と泣きそうになりました。

こうなれば、もうプライドなんてないし、カッコつける余裕もありません。


自習室で勉強していた知り合いの先輩を引っ張り出し、 模試の結果を見せて

「先輩っ!どうしたらいいんでしょうか!」

と泣きつきました(文字通り「泣きついた」)。


もうパニクっていたので、そのとき、先輩がどのような顔でぼくを、そして、模試の結果を見ていたのかは覚えていませんが、

先輩は一言だけ言いました。

「ひゃくせん を つぶしなさい」

と。

「ひゃくせん」とは法律を勉強する人の中では共通言語となっている「判例百選」のこと。

(実際に使っていた百選です)
↓↓↓

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これを「つぶす」とは...??
読めばいいの....??


その後、その意味が分かり、授業以外の時間のほぼ全ての時間を「百選を潰すこと」に費やした結果、、、


ぼくの大学院生活は残り2ヶ月となっていました。